⑬小見川駅-椎柴駅(香取市-銚子市)コジュリンって何?
2020年3月21日(土)
600キロRUNの13日目です。前回のゴール、小見川駅からのスタート!
12日目は、加藤洲十二橋方面へ大きく回り道しましたが、今回利根水郷ラインに復帰します!
チーバくんで言えばこの辺り。
今日のルート

小見川駅-椎柴駅(香取市-銚子市)の一般道とサイクリングロード
約21キロ(予定)
地図で言えば、今日走るのはこのあたりです!
今日のルートは一般道から離れ、人気(ひとけ)の少ないサイクリングロードです。
観光の要素は少ないです。お楽しみは
- 前半:ひたすらのんびりマラニック
- 後半:コジュリンこうえん
です!「コジュリンこうえん」はGoogleマップで見つけたのですが、何を意味しているのか、現地で確かめたいと思います。
10:30 小見川駅を出発

自宅から電車で2時間以上かけ、前回のゴール地、小見川駅へ。
帰りも電車で2時間以上かかるので、補食もそこそこに、すぐ出発!

小見川大橋のたもとから、チーバくんの縁取りを開始します。
銚子小見川佐原自転車道線をRUN

銚子方面に向けて、利根川を下ります。
「銚子小見川佐原自転車道線」というサイクリングロードです。
銚子小見川佐原自転車道線とは
佐原(水郷大橋付近)から銚子市宮原町まで続く約26キロのサイクリングロードです。
前回、私は佐原の市街地から加藤洲十二橋へ向かったため、「銚子小見川佐原自転車道線」は走りませんでした。
今日は、「銚子小見川佐原自転車道線」の半分にあたる12キロほどを走ります。

前回同様、利根川を挟んで茨城県側に、鹿島臨海工業地帯が見えました。
いつの間にか東庄町へ突入!
ひたすらのどかなサイクリングロードが続きました。
30分ほど進むと、右手には利根川の支流である「黒部川」が迫ってきました。
黒部川はいずれ利根川に合流します。
今日はその合流ポイントまで、見届けることになります。

コジュリンこうえんの正体が判明!
サイクリングロードに、説明板が現れました。
コジュリンとは、野鳥の名だと、初めて知りました。
この先に、野鳥観察舎があり、「コジュリンこうえん」とは、どうやらその野鳥観察舎付近の公園のようです。

河川事務所の設置している説明板によると、近年河川敷が乾燥して野鳥が住みづらくなっているそうです。
そのために、地盤を切り下げるなどして、湿地の保全・再生をはかっているとのことでした。
東庄 Ⅱ地区(東庄町)右岸24~19k
面積は広く比較的単調なヨシ原で、オオセッカ・コジュリンが生息しています。
外来種の侵入が比較的顕著です。
- 乾燥地の外来種対策を行い、オオセッカの生息できるヨシ原を拡大し、ワンド整備などによる水域多様性を確保します。

説明板からさらに進んで、「海から20.00km」の地を踏みました。
そのすぐ先に、野鳥観察舎がありました。

野鳥観察舎には、ものすごく大きな望遠レンズで、野鳥の撮影チャンスを狙っている人がいました。
コジュリンの生息地は全国的に減少傾向にあり、ここは貴重な観察地らしいです。
観察舎のそばに「利根川近代治水工事発祥の地」の碑も、ありました。
12:30 利根川河口堰に到着
遠くから「あれは何?」と眺め続けていた、謎の構造物の正体。
それは、「利根川河口堰」でした。
堰と言えば、洪水の時などに水位の調節を行うイメージが強いですが、それだけではなさそうです。

塩害から周辺を守る役割がある
利根川河口堰管理所には、展示ホールがありましたが、この日はお休みでした。
帰宅後、サイトで調べ、塩害から周辺地域を守る役目があることを知りました。
Q もし、河口堰がなくなったらどうなるの?
A 満潮で海面が高くなったときに大量の海水が利根川を逆流し、川の水を使っている人々の生活に悪い影響が出ます。具体的には、利根川河口堰が建設される前の利根川は、満潮の時は河口から約30kmの香取市小見川まで、雨が少なく河川の流量が減ってくると約40kmの香取市佐原あたりまで海水(塩水)が上っていました。ですから、河口堰から香取市(旧佐原市)までで水道用水や農業用水として利根川の水を利用する人々は、しょっぱい水を飲むことになったり、水田の稲が枯れる被害(塩害といいます)を受けていました。-独立行政法人水資源機構(利根川河口堰)-
太平洋から15キロ以上離れているのに、満潮時にここまで海水が逆流してくるんですね…。

利根川河口堰の真横で、利根川と黒部川が合流していました。
合流後、橋を渡って、利根川沿いのサイクリングロードを進みます。

快適なサイクリングロードも、あと4キロ。その先はどうなるんだろう…?

行く手に風力発電の風車群が見えてきました。

サイクリングロード、ついに終点!国道356に誘導されました。
13:30頃 銚子市に突入!
国道に出て、いつの間にか銚子市に入っていることに気づきました。

銚子市は初日の出のメッカです。
海が近いと思うと、気がはやります(^^♪

「プれンティ」という名の、気になる飲食店を見かけました。
ネットで調べると、大盛りで有名な洋食店でした。
駐車場まで、待ちのお客さんがあふれていました。
今日は大盛りを食べる余裕はありませんが、いつか入ってみたいです。

お店の向かいのヨシ原から、海を眺めてみました。

遠くに大きな橋が見えます。多分、今日のゴールはあの橋の近く。
まだ、遠いなぁ…。

国道に出てからというもの、交通量は多く、走りにくくなってきました。
海に向かって、左手は路側帯が狭く、危険と感じました。
右手には歩行者用にかさ上げされた舗道があるので、そちらを走りました。

乾燥したヨシ原も、場所によっては画になるかも。

しばらく右手を走っていたけど、突如左手にサイクリングロードっぽい堤が出現しました。
走っていいものかどうか確認しようと、堤に上がりましたが、砂利道でした。
断続的で、走るには向いていませんでした。
将来は、舗装され、貫通するのかもしれません。

おとなしく右手の歩行者用の舗道に戻って、黙々と走ります。
利根かもめ大橋を過ぎて、さらに椎柴駅方面へ進みます。

利根かもめ大橋を越え、椎柴駅の最寄りの河川敷で、本日のチーバくんの縁取りを終了!
14:30 椎柴駅 ゴール
風があって、あまり早く走れませんでしたが、約4時間で、23キロを走破しました。
予定より、2キロも多かった…謎です。

椎柴駅は、こじんまりした駅でした。
シースルーの駅は珍しいかも。解放感があって、私は好きです。
この後、各駅停車でたっぷり2時間以上かけて、自宅に戻りました。
次回はついに海ステージへ突入!!
この日の帰途で私が乗った総武本線からは、太平洋側にむかって展望が開けていました。
次回走るのは、この太平洋方面なんだ…と思うと、ワクワクしてきました(^^♪
本日までの走行履歴
2019年12月に千葉みなと駅を出発して、今日までに合計266キロ走りました。
今日のまとめ
↑千葉県PRマスコットキャラクター チーバくん 許諾番号:第A2328-1
- コジュリンとは鳥の名前
- 利根川は貴重な野鳥の生息地
- 利根川河口堰は塩害から周辺地域を守っている
- 銚子小見川佐原自転車道線は開放的で快適なサイクリングロード!
今日も楽しかった!旅の最終ゴールまでは、およそ329キロ。わくわくの旅が続きます。