⑪滑河駅-佐原駅(成田市-香取市)追い風参照?

2020年3月5日(木)
600キロRUNの11日目です。
前回のゴール、滑河駅から佐原駅まで走ります!

佐原(香取市)は、成田・銚子・佐倉とともに、日本遺産に認定されています。

この日のコンディション

天気予報で、風は強いが「追い風」であることが分かっていました。

    • マラニック最速の記録が出るかもしれない!
    • 追い風参照記録出るか?

などと、妄想しながら、出発!

チーバくんで言えばこの辺り。

今日のルート

滑河-佐原(成田市-香取市)の一般道とサイクリングロード
約16キロ(予定)

今日のルートも、ひたすら利根川沿い。お楽しみは

  • 前半:河川敷をのんびりマラニック
  • 後半:佐原の駅周辺の古い町並み散策

です!ゴール後の寄り道が多い日です…

10:00 滑河駅を出発

直前まで小雨が降っていたけど、滑河駅着のタイミングで、上がりました。
前回、スマホを置き忘れて、善意の人が走って届けてくれた思い出の駅。

あの時の感謝の気持ち、忘れないよ…
いい思い出とセットだと、駅前の花壇まで輝いて見える。

常総大橋。河川敷にて、チーバくんの縁取りRUNを開始!
この時はまだ風は強くなかった。

10:40 神崎町に突入

4キロほど進んで、高速の高架の手前で、成田市から神崎町へ突入。

「道の駅 発酵の里こうざき」です。ドライブで何度か立ち寄って、食事をしたことがあります。この日は先が長いので、立ち寄りませんでした。

道の駅から1キロほどで、「海から50km」標識に出会いました。
ずっと気になっているけど、これって太平洋(銚子の海)のことかな?

神崎大橋を経て…黙々と走ります。これと言った障害なし。マラニックに専念。

いつの間にか、香取市に突入!

ずっと一本道なので、何の心配もなく順調に走ってきました。

正午すぎ、本日のチーバくん縁取りのゴール、水郷大橋が見えてきました。
菜の花がきれい!対岸の茨城県側にも沢山咲いていました。

予報通り、次第に風が強くなってきました。川面の波が激しい!
ついに、完全なる追い風が実現しました~~!!

後ろから、誰かに背中を押されるかのごとく、強い力に押されて、走ります。

すごい波。サーフィンできそうです。
そして、不測の事態が…

風で体が冷えて、腹痛が発生。痛ーいいいいいい。

寒い。

痛い。

辛い。

追い風参照記録どころか、とぼとぼ歩くことに。

12:20 水郷大橋に到着

腹痛に耐えながら、水郷大橋のたもとに到着。
やっとのことで、吹きっさらしの利根川河川敷から、退避できます。

川に背を向けて、逃げるように方向転換。
ここから佐原駅経由で、ゴール後のお楽しみ・小野川ヘ向かいます。

河川敷から離れると、風はずいぶん、マシになりました。
河川敷から佐原駅へ向う道のりは、2キロほど。
スタバやファミレスなどのある、市街地でした。

この日は3月初旬。
駅までの道すがら、河津桜が咲きほこっていました。もう、春なんですね。

風があるので、惜しげもなく花吹雪が舞っていました。
暖冬なので、例年より咲くのが早く、やや見頃を過ぎていたせいかもしれません。

13:00 佐原駅に到着

小野川沿いの手前で、心が洗われるような素敵な光景が待っていました。
佐原駅です!

香取市の佐原には、重要伝統的建造物群保存地区があります。
ゆえに、駅舎もそれに負けなくらい、趣がある造りです。

格子状の目隠しの内側は、実はトイレ。粋な計らいです。

別日に撮影

伊能忠敬ゆかりの地で、駅前に立像もありました。

駅を経由して、この日の寄り道先「小野川沿い」に向いました。
帰りの電車の時間を考えると、観光できるのは小1時間ほどの時間です。

実は小野川沿いには、2013年の8月に夫に連れられてきたことがありました。
でも、猛暑であまり記憶に残っていません。暑さに弱い人間なのです。
今日は、佐原観光のリベンジです。

13:00~小野川沿いの町並み散策

重要伝統的建造物群保存地区へ。小野川は川幅こそ広くありませんが、利根川と通じており、江戸時代には多くの船が荷を運んできたそうです。

土蔵作りなどの古い商家がずらり。明治・大正時代築の建物もありました。
マラニックの続きで、駅から往復2.5キロほど走りながら、堪能しました。

例年、ひな祭りの前後には、各商家ごとにおひな様を飾って、大々的に「さわら雛めぐり」という町ぐるみのイベントを行うようです。

私は商家の中に入る時間はありませんでしたが、川沿いにささやかに飾られているおひな様に癒やされました。

風に揺れる柳も、風流で良いです。

交差点にひときわ趣のある建物があり、足をとめました。
香取市のサイトによると、安政2年(1855年)築だそうです。
かつては商店で、今はホテル(フロントとレストラン)になっていました。
宿泊棟が別になっているとのことで、ここでチェックインするみたいです。

ジャージャー橋

伊能忠敬旧宅と伊能忠敬記念館の間に、小野川をはさんで、見覚えのある橋がありました。
「ジャージャー橋」です!

7年前のもうろうとした記憶の中でも、この橋のことだけは、覚えていました。

もとは灌漑用水を渡すための橋だそうで、今は観光用に、30分ごとに水が流れます。

▲2013年8月撮影。ちなみに正式名称は「樋橋」(とよはし)です。

直前まで、坂東太郎に吹き荒れる北風と腹痛と戦っていたせいか、
この古い町並みに、ものすごーく、癒やされました。

いい!すごくいい!もっとゆっくりしたい~~~。
樋橋のそばには、川巡りの乗船場もありました。乗りたかった…

ホントに、7年前にきたのと同じ場所?
強風という敵もおらず、暑くも寒くもない快適な観光日和。

心の有りようによって、同じ場所も全く違う感じ方をするものです。

13:30 佐原駅ゴール

再び佐原駅に戻ると、強風のため、電車が思いっきり遅れていました…。
やはり、春は風が強い季節です。

待合室は快適だったので、駅近くのパン屋さんで買ったベーコンチーズパンと、コンビニコーヒーで、遅いお昼ご飯をゆっくり食べ、帰途につきました。

観光で心にゆとりがうまれたせいか、電車の遅れにもイライラすることなく、
コンビニのドリップコーヒーが最高に美味しく感じました。

佐原駅、いい思い出追加(^_^)v

本日までの走行履歴

2019年12月に千葉みなと駅を出発して、今日までに合計211キロ走りました。

今日のまとめ

↑千葉県PRマスコットキャラクター チーバくん  許諾番号:第A2328-1

  • 春の利根川は強風に注意!
  • 追い風が味方とは限らない
  • 佐原の町並みは情緒たっぷりで心に染みる!

今日も楽しかった!旅の最終ゴールまでは、およそ384キロ。わくわくの旅が続きます。