埼玉リバーサイドRUN①元荒川(右岸)
埼玉に引っ越してはや数か月、
最近は、川沿いを走るリバーサイドRUNがお気に入りです。
あらゆる川沿いに、快適な遊歩道が整備されているのです。
単に走るだけでなく、防災意識を高めるRUNと位置づけています。
埼玉県には川が多い
埼玉県に来て、唐突に防災を意識したのには、わけがあります。
きっかけは、転入初日、役場でもらった洪水時のハザードマップです。
あくまで大洪水の時の想定ですが、
市内のほぼ全域が、浸水することになっていました。

川が溢れたら、どこに逃げればいいの?
そもそもどっちが上流か分からない川もある・・・
新居のある埼玉県東部は、川と川に挟まれた中州みたいなところです。
更に調べると、こんな情報に行き当たりました。
県土に占める水辺空間の割合は約5%、河川面積だと3.9% (2020年2月時点)
(埼玉県の公式サイトより)

漠然と「千葉県と比べて川が多い」という印象を持ってたけど、どうりで、川が多いわけだ。
ランニングは究極の避難訓練
そこで思い出したのは…ある友人の名言でした。

ランニングは究極の避難訓練よ!
友人の言葉の真意とは?
友人はウルトラマラソンのレースによく出場します。
※ウルトラマラソン=42.195km以上のマラソン
50kmとか、60kmとか、100kmとか…
世の中には長距離のレースが沢山あるのです。
(私はウルトラ未挑戦です。過去に走った最長距離は43kmです。)
当然、友人たちはレースのための練習RUNも行います。
補給食や水、ファーストエイドをバックパックに詰め込んで、
何時間も走るのです。
確かに…究極の避難訓練と言えそうです!
川を知るために走る!
市内のほぼ全域が浸水するとなると、遠くに避難するしかありません。
しかし、危険個所をあらかじめ知っておくとおかないでは、
いざという時の行動に大きく差が出ます。
そこで…

補給食や水、ファーストエイド背負って、
走って体力をつけながら、川のことを知ろう!
という一石二鳥のリバーサイドRUNの発想に行きつきました。
今後、埼玉県東部の川沿いを、不定期に走っていきたいと思います。
とは言え、
あくまでRUN中は川辺に親しみながら、
楽しんで走りたいと思います。
今日のルート
リバーサイドRUN1回目の舞台は元荒川(越谷市)。
元荒川緑道という全長約13kmの遊歩道が整備されています。
越谷市のサイトによれば、元荒川緑道(もとあらかわりょくどう)は、
「さいたま市(旧岩槻市)境の野島から中川まで」とのこと。
今回はそのうち、約半分にあたる7kmほどを走ります。
地図で言えばこの辺り。
10:10 中川との合流点をスタート
2021年11月11日(木)
よく晴れた、冬の穏やかな平日。
今回は中川スタートです。橋の欄干に「元荒川緑道」とありました。
ここから上流の「神明町」の神明橋まで、約7km走る予定です。
両岸に遊歩道があります。右岸を進むことにしました。
※右岸=川下を見たとき、右側にあたる岸

川面は、どっちに向かって流れているか分からないくらい穏やかです。
平坦な道をひたすら走ります。
ところどころに、ベンチもあり、地元の人がくつろいでいました。

↓前方に展望台を備えた、大きな施設が見えてきました。

東埼玉資源環境組合の「第一工場ごみ処理施設」です。
所在地は越谷市ですが、5市1町(越谷市、草加市、八潮市、三郷市、吉川市、松伏町)のゴミを処理しているそうです。
展望台には、平日と第3日曜日に入ることができるらしいのですが、
今回はルート外なので、次の機会に行きたいと思います。

↑川の水位を示す柱に、カワウ(と思われる鳥)がとまっていました。
平時の元荒川は、本当にのどかです。
11:10 しらこばと橋
1時間ほどのんびりRUN&ウォークしていると、前方に大きな橋が現れました↓

しらこばと橋です。遠くからもよく見えるシンボリックな橋。
しらこばとは「埼玉県民の鳥」。かつ、「越谷市の鳥」でもあります。
羽を広げた白い鳥に、見えなくもないです。
このしらこばと橋手前から、中州が現れました。
右岸→中州へ移動して走りました。
11:10 越谷市中央市民会館
しらこばと橋をすぎると、またもやシンボリックな建物が!
市民会館だそうです。

市民会館の前には、ウッドデッキと菖蒲園がありました。
6月頃は、花菖蒲がさぞ美しい姿を見せてくれるのでしょう。
ちなみに、この水辺は「葛西用水」だそうです。

市民会館のお隣(交差点向かい)には、市役所と藤棚もありました。
藤はGWくらいが良さそうです。

役場を過ぎても、しばらく中州の道が続きました。
中州の道は、空を遮るものがなく、気持ち良かったです。
しかし、いつの間にか遊歩道は、右岸に吸収されていました。

↑元荒川橋の欄干に、しらこばとのオブジェがありました。
埼玉県と越谷氏の「しらこばと愛」が伝わってきます。
私の頭にも、「しらこばと」がジワジワとすり込まれてきました。
11:30 東武伊勢崎線の下を通過
川から一般道へ上がり、東武伊勢崎線の高架下を通過します。
ちなみに、最寄り駅は北越谷駅です。

11:40ごろ 神明橋付近 ゴール
伊勢崎線の高架をくぐり、ふたたび河川敷へ。
左岸に桜並木が現れました。
後で知ったことですが、ここはお花見の名所だそうです。
右岸には、花壇もあり、ボランティアと思われる方がお手入れをされていました。

桜並木のただ中にある「新明橋」を、この日のゴールとしました。
元荒川緑道自体はこの先、まだ5km以上あるらしいです。
勢いで最後まで走ることもできたかもしれませんが、
最近あまり長距離走ってなかったので、無理せずここでストップ。
次は、桜や菖蒲、藤の季節に再訪したいと思います。
おまけ ご当地マンホール
帰りは、路線バスを乗り継いで帰宅することにしました。
しかし、この先まだお楽しみがあるのです。
東武伊勢崎線の越谷駅のバスロータリーに寄り道しました。
目的は、ご当地マンホールを撮影することです。
越谷市の特別市民「ガーヤちゃん」と「しらこばと」。
消防服を着た「ガーヤちゃん」は、レアなのではないでしょうか?
ご当地マンホールを撮影した後、
駅の観光案内所でマンホールカードをいただいて帰宅しました。
本日の走行履歴
リバーサイドRUNの1日目は、元荒川緑道を、約7.5キロ走りました。
花の名所が多かったので、時期を見極めて再訪したいです!
今日のまとめ
- 元荒川は平時は穏やか
- 元荒川緑道には花の名所が多い
- 「しらこばと」は県&越谷市のシンボル
防災上の視点も持ちつつ、リバーサイドRUNを行いました。
遊歩道や花壇が整備されており、快適なRUNでした。
是非また走りたい!と思えました。
普段から水辺に親しめる環境があることで、
川を知ることにつながる→危険箇所や安全箇所を知る、
という循環が生まれていると感じました。
それにしても7kmでこんなに疲れるなんて・・・
RUN不足を反省しております(T^T)