③舞浜-矢切駅(浦安市-松戸市)北風に向かって進め!

2020年1月9日(木)
600キロRUNの3日目です。前回のゴール、舞浜駅からのスタート!

今日のルートは、ディズニーリゾートを出発して、ひたすら千葉県と東京都との県境(川沿い)を遡る道。チーバくんで言えば、鼻の下の辺り

ところで、チーバくん(千葉県)って、なんでこんなに天狗の鼻みたいな形か、気になりませんか?

それは、ほぼ、川の流れ( 江戸川と利根川)に沿って県境がひかれているからなんです。

江戸川より西側が、東京または埼玉。利根川より北側が茨城です。

朝、ニュースの気象情報情報で「風が強い一日になる」と言っていました。
北上するから、北風がまともに当たると、思い切り向かい風となる…しかし晴天なので、思い切って行くことに。

今日のルート

舞浜-矢切駅(浦安市-松戸市)の一般道とサイクリングロード
約21キロ(予定)

前半は旧江戸川沿いを北上、後半は江戸川に合流し、矢切の渡し付近まで。
そう、歌で有名な「矢切の渡し」です。今日はその手前までですが。

一般道は少なく、ほとんどが歩行者と自転車のための川沿いの道です。

9:50 舞浜駅を出発

舞浜駅は、これから夢の国に出かける人で、賑わっていました。駅の中は、 他の駅とは全く違いホスピタリティ満点。 何が違うかと言うと

  • トイレがきれい
  • 掛け時計も不思議の国のアリス風
  • 駅のアナウンスも女性の声で優しげ

トイレでメイク直しする女の子たちのそばで、ランニングの格好で日焼け止めを塗る私。 ランニングは今やメジャーな趣味ですが、ここでは完全にマイノリティーです。 場違いなので、足早に出発します。

ディズニーを後にして、ひたすら旧江戸川を北上します。川沿いは見晴がよく、平坦で走りやすい。ご機嫌で出発!

と、思いきや、工事中でだそうで…すぐに一般道におろされ、堤防沿いの路地を走ることに…

時々、展望が開けてスカイツリーが見えました。
排水ダクト?川沿いには様々な構造物があります。
どうやら屋形船のようです。乗ってみたい。

11:10 気が付けば市川市

ずっと川沿いを走っていると、現在位置が分からなくなるものです。
「行徳河岸」の説明を見つけたとき、はじめて市川市に入っていることに気づきました。

行徳河岸の旧跡の説明板。

銚子などからの魚、スイカ、ウリ、前栽、大根、薪、塩、米その他の産物が馬で運ばれてきて積み出されました。

ここで、積み荷の受け渡しが行われていたようです。往時はさぞにぎやかだったんでしょう。江戸時代は馬や船が、物流の要だったんですね。

さらに進むと、「常夜灯公園」に到着。トイレもありました。

市指定有形重要文化財-常夜灯。船の航行の目印になっていたようです。
日本橋って書いてある。日本橋と行き来があったということでしょうか。

この後も、排水機場や、船のドッグなど、多くの「川沿いならでは」の施設を見かけました。

11:30 江戸川と合流

やっとのことで江戸川と合流しました。長かったな…

橋は工事中でした。
江戸川合流後は、走りやすくなりました。

江戸川との合流後、サイクリングロードがあり、道は走りやすくなったものの、風がどんどん強くなって…ついには歩くのが精いっぱいになりました。

市川緊急用船着き場の説明板。災害時に物資を運ぶ船着き場のようです。

朝から排水機場や河岸、常夜灯、ドッグ、屋形船など、立て続けに見てきました。川とともに生きるってこういうことなんだな、と感じました。

総武線の高架をくぐります。

江戸時代は馬や船が頼りだったけど、現代には鉄道がある。なんて便利なんでしょう…こんな大きな川もあっという間に渡れる。

今度は、国道14号線市川橋。

文明の利器に関心していた矢先、今度は関所跡に遭遇しました。

市川関所跡。今は鉄道で難なく渡れる川も、昔は渡るのに一苦労だったというわけ。
市川関所跡の案内板。
京成国府台駅。次々と鉄道が現れます。ありがたい。

京成国府台駅は、ルートのすぐそばにありました。すでに15キロほど走っています。今日のゴール、本来ならここでもよかったのですが…ある目的があって、先に進みます。

12:50 里見公園へ

京成国府台駅から進むことさらに2キロ。向かい風は依然強く、走ったり歩いたり繰り返し、なんだか気もふさいできました。
するとルートの横の高台にある「里見公園」の案内に目がとまり、立ち寄ってみることに。

「里見公園」はバラがたくさん植栽されていました。春は良さそう!
里見公園は富士見の絶景ポイントでした

うん、これはいいですね!風は強いけど、快晴で見晴抜群!!

13:10 松戸市 柳原水閘(すいこう)

里見公園で随分ゆっくりしてしまいました。高台から川沿いに戻り、再びチーバくんを描くRUNに戻ります。

気になる構造物を発見しました!排水機場です。しかし、これまで見たのと違います。

柳原水閘 (すいこう)

なんと明治時代のレンガ建築で、松戸市文化財だそうです。そうか、やっと松戸市まで来たのか…

付近は公園になっていました。排水機場も新旧、さまざまあるものです。

柳原排水機場を後にして、本日の”ルート上の最終地点”北総線江戸川橋梁へ。ここで本日のチーバくんの縁取りは終了。

矢切の渡しは、このほんの少し先ですが、それはまた次回のお楽しみに。

長かった。風が強かった。そして疲れた…
でも、実はこの後、お楽しみがあるんです!

13:40 矢切駅ゴールとお風呂

矢切駅にゴール!

今日のゴールはココ!矢切駅ですが、この駅を選んだのにはわけがありまして…

実は駅のすぐ裏に温泉があるんです。本当にありがたい!!
強風で疲れた心と体が、本当に癒されました。お湯の力って偉大ですね…。心がまろやかになるというか…

ちなみに、露天風呂がにぎやかだと思ったら、なんと露天風呂にテレビがありました。しかもテレビは二つあって、科捜研の女とワイドナショーを放送していました。こういうの、初めて見た!

本日までの走行履歴

2019年12月に千葉みなと駅を出発して、今日までに合計約64キロ走りました。

今日のまとめ

↑千葉県PRマスコットキャラクター チーバくん  許諾番号:第A2328-1

  • 江戸川沿いは整備されたサイクリングロード
  • 川沿いでは関所跡や河岸などの史跡の他、新旧の排水機場が見られる
  • 人類は川と共存している

今日も楽しかった!旅の最終ゴールまでは、およそ531キロ。わくわくの旅が続きます。