⑨湖北駅-安食駅(我孫子市-印西市-栄町)房総の駅が面白い
2020年2月17日(月)
600キロRUNの9日目です。エリアは「東葛飾」から「北総」へ。利根川と鉄道の駅(成田線)とが、平行して走っています。
さらに河川敷と一般道が並走しているので、買い出しにも便利。
我孫子から銚子まで、河川敷とつかず離れずで走る一般道(県道170号線 及び 国道356号線)には
利根水郷ライン
という愛称がついています。
私にとっては交通至便で、ありがたいエリアです。
チーバくんで言えば目の上、眉間のあたり。
今日のルート

湖北駅-安食駅(我孫子市-印西市-栄町)の一般道とサイクリングロード
約19キロ(予定)
地図で言えば、今日走るのはこのあたりです!JRの成田線と平行しています。
ルートはひたすら川沿いで、あまり観光の要素はありません。お楽しみは
駅
です!本で知ったトリビアを、確かめに行きたい!というのが唯一の楽しみ。
他にもその場その場で、楽しみを見つけていきたいです。
10:00 湖北駅に到着
この日、湖北駅の周辺の民家の軒先では、梅の花がほころんでいて、春の息吹を感じました。

予習で本で読んだ内容に、こんなトリビアがありました。
JR成田線や京成電鉄には、ホームに荷物台が残された駅がある。
「千葉のトリセツ」昭文社・2020年1月1日発行・P50-51より
成田線の我孫子支線では湖北、布佐、小林、安食駅。
京成本線では京成臼井、京成佐倉、京成成田駅など。
いずれも上りホームに限られている。
これらは、風呂敷包みの大きなカゴを担ぎ、東京に向け列車で行商を行っていた時代に設けられた、行商人等のカゴを載せる台である。
(中略)
2019年現在、行商人は成田線、京成線にまだ数名が健在と言う。驚くなかれ、冒頭の荷物台の一部は現役なのだ。

ホントにあった!いわゆる「ベンチ」とは違って、少し高さがあります。
この駅は、前回も帰途に使ったけど、急いでいて気づかなかったな。
こういうトリビアって、楽しい。気づけばRUNと並行して、駅自体に魅力を感じるようになっている今日この頃です。
ちなみに、本によると、本日のゴールの安食駅にも、荷物台があるらしいので、注意深く観察しようと思います。
10:30 小堀の渡し付近のローソンを出発

前回のゴール地(小堀の渡し付近のローソン)に到着。
ローソン横に、83キロ地点の標識有り(たぶん海からの距離)
今日は、こんな見晴らしのいい河川敷をひたすら走ります。
並走している一般道は、交通量が多いので、横断時は注意が必要です。
しかし、道がある=コンビニやトイレがあるということなので、便利です。

走り出してまもなく、「千葉県我孫子市」の標識が!なんと県境でした。実は、スタート地点のローソン付近は、ちょっとだけ茨城だったらしい…

我孫子市クリーンセンター。煙突の煙が真横になびいている。強い横風です。
風が強くなってきたと感じていたけど、この煙突を目にすると、より実感する。

我孫子市民体育館。トイレお借りしたかったけど、月曜だったので、多分、この日はお休みでした。

さらに進んで、利根川ゆうゆう公園内のデイキャンプ広場。
冬の平日でもキャンプを楽しむ人がいるみたい。
トイレありました!なんだかトイレのレポート記事のようです。
前回、25キロ以上トイレなしで走ったから、ありがたいです。
だんだん晴れてきたぞ~!▼

栄橋南詰の交差点。ここ、急にサイクリングロードが切れてるので、ご注意を!
(交差点を過ぎると、復活します。)
突然、市街地が真横に…

交差点付近から、右手に市街地が見えるようになってきました。
11:50 印西市に突入
印西市は、住みよさランキング(東洋経済新報社)の「総合」で、近年常に上位に入っています。

この日は平日でしたが、コンビニでサイクリストの人も休憩していました。
町から近く、道も走りやすいので、サイクリングやRUNに最適です。
コンビニでブラウニーを買って食べ、トイレ休憩しました。一応ダイエット中なので、スイーツ食べるのは、マラニックの時だけにしています。

コンビニから500mくらい進むと、乗船場がありました。(後ろは公民館)
後で調べたところ、土日に市内の川を遊覧できるらしく、とても心ひかれました。

さらに進むと、河川敷に「木下河岸跡」が現れました。

江戸時代から明治時代にかけて 木下(きおろし)河岸は、利根川水運の要衝の地として栄えた。
(中略)
最盛期には五十軒あまりの旅籠屋や飲食店が軒を連ねていた。
さらに寛政初め(1789)頃には、江戸から銚子方面へ向かう旅客も多かったらしく…
年間4500艘前後の出船が見られ、17000人程度の乗客があった。
そんなにすごいところだったの…住みやすい印西市の江戸時代が偲ばれます。
12:40 栄町に突入!
印西市の利根川の河川敷は、3キロほどでした。すぐにお隣の栄町に突入!

本日のゴールのある町です。ここまで来たら残すは、あと7キロくらい。

若草大橋。名前の通り、若草色です。この付近で「69キロ」標識あり(多分海までの距離)。

長門川までやってきました。長門川は利根川と印旛沼をつないでいます。
ふと見ると、飛行機が!成田空港が近いので、もう着陸態勢ですね。
そうか、もう成田空港のエリアか…先月は浦安市から羽田空港を遠望しましたが、千葉県をぐるっと南北に回り込んだのだと、実感しました。

川を渡りきったら、東屋とトイレがありました。本日のチーバくんの縁取りは、ココにて終了。
前回が多難だったので、比較的淡々と、走破できた印象です。
14:30 安食駅 ゴール
最寄りの駅まで約2キロ。走ってゴール!

この安食駅には、ゴール後のお楽しみが。そう、荷物台の捜索です。

ちょっと戸惑いましたが、歩道橋下に、ひっそり佇む荷物台を見つけました!

今朝見た、湖北駅の荷物台と比べると、かなり渋い!

ちなみに、この歩道橋に接続しているエレベーターは、すごくファンシーで好感が持てました。
駅舎自体が素朴ゆえに、このエレベーターのアートの存在感は絶大でした!
本日までの走行履歴
2019年12月に千葉みなと駅を出発して、今日までに合計180キロ走りました。
今日のまとめ
↑千葉県PRマスコットキャラクター チーバくん 許諾番号:第A2328-1
- 湖北駅-安食駅間の河川敷は見晴らし良し
- トイレもコンビニにも恵まれている
- 成田線の駅ホームの荷物台が渋くて良い!
今日も楽しかった!旅の最終ゴールまでは、およそ415キロ。わくわくの旅が続きます。