㉗上総湊駅-青堀駅(富津市)東京湾観音と富津岬
2021年4月15日(木)
600キロRUNの27日目です。
前回のゴール、上総湊駅からのスタート!
今日は富津岬を含む、かなり長い行程を予定しています。
チーバくんで言えばこの辺り。
今日のルート

上総湊駅-青堀駅(富津市)の一般道
約30キロ(予定)→実走33.2キロ
実際の走行履歴はこちら↓
今日のルート上には2大スポットがあります。それは
前半:東京湾観音
後半:富津岬
です!
本来2回に分けて走る予定でしたが、天気もいいので、
勢いで30キロ走破することにしました。
8:10 上総湊駅を出発
通勤・通学ラッシュを避ける為、朝は5時半おきで、家を出ました。
8時過ぎ、上総湊駅からRUNをスタート!

内房なぎさラインとはお別れ
前回走った国道127号線(内房なぎさライン)と別れ、
ここからは富津岬方面を目ざします。
そして、その道中にある「東京湾観音」にも立ち寄ります。
まずは、駅から上総湊港海浜公園に行きました。
この先しばらく、海が見えない区間を走るので、
朝一で渚を拝んでおきたかったんです。

上総湊港海浜公園からは、「東京湾観音」がよく見えました。
その後、一般道に戻って、海が見えない区間を走ります。

田園地帯で、再び東京湾観音が見えました。↓

9:20 佐貫駅 通過
駅でトイレをお借りしました。東京湾観音まで、あと少し。

「東京湾観音」への分岐に到達↓
ここから約1.5km、「洗心坂」を登ります。
激坂ではありませんが、走るのは諦め、歩いて登りました。

9:50 東京湾観音
高さ56mの観音様。
遠くからでもよく見えるわけです。
近くで見ると、より圧倒されました。

東京湾観音について
パンフレットによると、この巨大な観音様の建立目的は、
「戦没者慰霊と世界平和」だそうです。
柔和な表情が、その目的にかなっていると感じました。
原作者は千葉県鴨川市出身の彫刻家・長谷川昂氏。
そういえば、鴨川の魚見塚展望台にある女神像「暁風」も、
この方の作品でした。
完成は昭和36年だそうです。
君津市出身の事業家の私財によって、建立されました。
中は階段で上ることができます。
観音様の腕の内側↓

鳥かごみたいなフェンス越しに、東京湾がよく見えます。

観音様の背面には、換気口がたくさんあって、
腕以外の場所からも、展望ができました。

階段を上がる最中、現在位置も教えてもらえます。
例えば、耳の穴の部分↓

一番上から、富津岬方面を俯瞰してみました↓
この先の道のりが、よくわかります。
富津岬への、期待値が高まります(^_^)

気づけば東京湾観音で1時間ほど過ごしていました。
今日は行程が長いので、先を急ぎます!
11:20 弟橘媛像前
東京湾観音から、再び洗心坂を下り、一旦国道465号へ。
その後は、大貫から海岸線を北上します。
やっと海岸線に出たところで、弟橘媛像に出会いました。

弟橘媛について
弟橘媛(おとたちばなひめ)は、日本神話の登場人物で、
日本武尊(やまとたけるのみこと)の妻です。
窮地に陥った夫のため、海に身を投じました。
(千葉県には、この伝承ゆかりの地が複数あります)
現地の案内(↑上の画像)によれば、
その遺品の一部が流れ着いたのがここ”岩瀬海岸”とのことでした。
ちなみに遺品のうち、「袖」が流れ着いたのは、更に北の「袖ケ浦」です。

弟橘媛像付近には、名物の穴子丼を提供するお店がありましたが、
今日はテイクアウトと決めているので、
後ろ髪ひかれながらも、先に進みます!

渚を走ったり、一般道に出たりしながら、富津公園を目ざしました。
ウチワサボテンの群生など、珍しい植物があり、楽しかったです。
12:20 富津公園 到着
富津岬の先端は、富津公園として整備されています。
見事な松林を進みます。
涼しくて気持ちいいです。

木陰にスズランがたくさん咲いていました。
少し開花の時期が早い気がしますが、
2021年は桜の見頃も10日~2週間くらい早かったので、
そんなものかもしれません。

渚に出てみると、岬の先端にある展望台が見えてきました。

12:50 (富津岬)明治百年記念展望塔
なんともユニークな形の展望塔!
その高さは21.8m。
五葉松を形どっているそうです。
ちなみに、どこからでも登れて、どこからでも降りられます。

振り返ると、富津岬が見事に見渡せます。↓
東京湾に着き出した独特の地形。
砂の堆積で出来た砂嘴(さし)の岬です。

東京湾海堡(かいほう)
海に目をやると、二つの「海堡」が見えました。

富津岬の沖に見える手側の島が第一海堡、その先の島が第二海堡である。
富津市教育委員会 現地の案内板より抜粋
海堡とは、人工の島に造られた砲台で、明治時代に陸軍運仁の西田明則が中心となり、日本陸軍省によって富津岬と観音崎を結ぶ東京湾口に3つ建設された。
アクアラインも見えました。↓
富津岬を超えたら、いよいよ都心…という感覚です。

13:10 テイクアウトでランチ
ここまで補給食だけでつないできましたが、
行動時間トータル5時間。そろそろ限界です…。
岬の売店で、テイクアウトのランチにしました。
前回、金谷で食べたあじフライの腹持ちが良かったので、
今回もフライものを選択。

おなかいっぱいになりすぎず、適度な満足感。
この選択で正解でした。
中の島展望塔
富津公園は広いです。とても全部は巡ることができませんが、
公園の中の池にある、中の島展望塔へも足を運びました。
↑展望塔からは、これから向かう工場地域も見えました。
そう、富津岬より北側は「京葉工業地域」なのです。
・延々続く工場群
・時々、干潟(潮干狩り場)
というエリアに突入します。
14:00 富津公園を出発
富津公園を出て、本日のゴールに定めた青堀駅方面へ。
しばらくは漁港や、住宅街を走りました。

ルート選びについて
ここから先の工業地域は、ルート選びが非常に難しいです。
チーバくんの形をGPSで描くためとはいえ、
工場の中は私有地なので走れません。
さらに、海沿いの道は産業道路なので、ダンプが多く、
安全上・健康上両面から、出来れば避けたいです。
そこで、チーバくんの形を損なわない程度に、
出来るだけ緑地を選んで走ることにしました。
14:10 市民ふれあい公園
幹線道路(国道16号線)に沿う形で、
約4kmのびる富津市の「市民ふれあい公園」。
工場と住宅の緩衝地として整備され、スポーツ施設もあります。
場所によっては、ほぼ貸し切りの快適な道。

樹間から、水路越しに工場が見えます。↓
稼働音はするものの、騒音や粉塵は感じませんでした。

市民ふれあい公園はとっても快適でしたが、
この日の走行はすでに30キロ超えていました。
公園の端に到達するころには、お尻が筋肉痛に。
フルマラソンの30キロの壁を思い出しました。

公園を走り終え、ゴールの青堀駅方面を目ざします。
満開のツツジが、気持ちをつないでくれました。
15:15 青堀駅 ゴール
青堀駅にて、ようやくゴール!
行動時間は、約7時間。走行距離は、33.2 km。
長かった~。
今日はちょっと欲張りすぎました。

本日までの走行履歴
2019年12月に千葉みなと駅を出発して、今日までに合計約616キロ走りました。
今日のまとめ
↑千葉県PRマスコットキャラクター チーバくん 許諾番号:第A2328-1
- 東京湾観音は世界平和のために建立された
- 富津岬は絶景の地
- 富津以北は工場地域
今日も楽しかった!旅の最終ゴールまでは、およそ70キロ。わくわくの旅が続きます。