⑳-1勝浦駅-安房小湊駅(勝浦市-鴨川市)日蓮聖人の誕生の地へ(前編)
2020年11月16日(月)
600キロRUNの20日目です。
このチャレンジ事態を揺るがす大問題が発生しました!
600キロなんて軽くオーバーしそう
ランニングウォッチのGPSの走行履歴で、千葉県の形(チーバくん)を丸ごと縁取りする!
この通称「600キロRUN」のチャレンジ、全体の3分の2が、完了しつつありますが、ここで問題点が…
南房総エリアに入ってからというもの、観光の魅力満載で、あちこち寄り道してしまいます。
海岸線が入り組んでいる「岬巡り」に入ったから、という理由もありますが…
1日20キロの走行予定が、走り終わってみれば約30キロという事態が頻発中。
すでに600キロRUNという名称そのものが、ゆるがされる状況になってきました。
まあ、600キロが伸びるのはいいとしても、一回30キロは体への負担も大きいです。
ということで、今回は予定走行距離を15キロ程度に抑えてみました。
今回のルートは、チーバくんで言えばこの辺り。
今日のルート

勝浦-安房小湊駅(勝浦市-鴨川市)の一般道
(予定)約15キロ→実走21.7 kmキロ
ほらね。短く刻んでも、結局6.7キロオーバーしましたよ…
これも、房総に魅力が多いせい。旅人としては、うれしい誤算です。
実際の走行履歴はこちら↓
お楽しみのポイントは
前半:勝浦海中公園&鵜原理想郷
後半:鯛の浦遊歩道
です!
この日も、文句なしの青空の下でスタートしました!
10:00 勝浦駅を出発
そう、「かつうらビッグひな祭り」「勝浦タンタンメン」で有名な、あの勝浦です。
駅にも見事なひな壇とともに、お雛様が飾られていました。
(なぜお雛様の写真がないかというと、ガラス面にサキタが丸映りしてたから)
駅には、ストリートピアノもあって、ちょうど初老の女性が演奏中でした。
ちなみに↓画像左手にあるのは、かつて活躍した蒸気機関車の車輪だそうです。

10:10 勝浦ホテル三日月アクアパレス
前回のゴール、勝浦ホテル三日月アクアパレスの裏の海岸にやってきました。
いきなり豪快な光景に出会いました。
青い海に映える高架道路(国道128号のバイパス)と、赤い鳥居です。

鳥居には、「熊野神社 貴船神社」とありました。
おそらく市内にある神社でしょう。
南房総に入ってから、こうした浜にある鳥居をいくつも見かけました。
詳しいことはわかりませんが、浜下り(浜降り)神事に使われるのかも。
浜から国道128号線に上がって、バイパスと合流します。
青い海は、少し波立っていました。やや風も強いです。

本日、前半のお楽しみ「勝浦海中公園&鵜原理想郷」が近づいてきました。

おすすめルート
国道と分かれて、海岸線に近い道を進みます。
いわゆる旧道です。
私以外にもランナーがいました。軽装だったので、地元の人だと思われます。
この辺りはゆる~いアップで、しかも風光明媚なので、RUNやサイクリングにもおすすめです。

10:40 尾名浦(メガネ浦)
通称、メガネ浦へやってきました。静かな入り江になっています。
石門もいい雰囲気ですが、勝浦のホテル群が遠望できるのがまたいいです。
南房総はこんな絶景ばかりで、とにかく時間が足りない~~~

10:50 かつうら海中公園 海中展望塔
かつうら海中公園 海中展望塔へ到着!
海に張り出した展望塔は、アプローチも楽しいです。


いよいよ展望塔へ突入です!

らせん階段を下り、青い海に降り立ちました↓

ん~、魚影は沢山見えるけど、全部シルエットだ!(何かわかりません)

↓ルリ色の小さな魚が沢山見えました。
「今日見えている魚たち」には入っていませんが、多分「ルリスズメダイ」。
このルリ色の魚が、まさに「舞い踊り」していました。

この日の視界は4mほどで、コンディションは悪くない日だったらしいです。
ずっと青い海を遠望してきましたが、その懐に飛び込んだ貴重な経験でした。
本来ダイビングしないと、見られない光景ですからね。
11:20 鵜原理想郷
かつうら海中公園 海中展望塔を後にして、RUN再開!
間もなく鵜原理想郷のハイキングコースに到達です。
コース入り口に、駐車場やトイレ、大きな案内板もありました。

鵜原理想郷とは?
「理想郷」というネーミングも気になるところです。
現地の案内板で、しっかり解説されていました。↓
天才詩人与謝野晶子にも詠まれた鵜原理想郷は、屈曲に富む多くの入り江と老松の美しさが特徴です。
勝浦市 現地の案内板より
この理想郷が脚光をあびたのは、観光開発のブームが起きた大正末期のことで、時の鉄道大臣大木遠吉の秘書、後藤杉久という青年が別荘地分譲を開始してからのことです。
後藤は風光明媚な鵜原の地に大臣村の建設を計画し、東京から大臣らを招いては日夜、大園遊会を開催しました。
その席上、後藤杉久は初めて鵜原を理想郷と呼びました。
その後、大木遠吉が正式に理想郷と名づけ、あわせて昭和二年に鵜原駅を設置し、その名を全国に広めました。
平成十二年三月
鵜原理想郷ハイキングコースについて
青い海に突き出た複数の岬を巡る、約2kmのハイキング。
ちなみに、コースの起点は2か所あります。(いずれも数台分の駐車場あり)
・漁協側(海中公園に近いほう)
・鵜原海水浴場側
※コース中にトイレ1ヶ所
周回すれば、もとの駐車場に戻ってこれるようです。(私は1WAYですが)
ちょっとアドバイス
順路の案内が少し複雑で…私も他の人もコース中で、当惑していました。
スタート地点にある駐車場の案内板をスマホやデジカメで撮影して、その都度、確かめながら進むと、迷わなくてすむと思います。
↓いきなりトンネルです。まずは、鵜原館(旅館)を経て進みます。

進むうちに、美しい入り江があったので、浜に下りてみました。
引き潮なら、少し海岸線を歩くことも、できなくはない…という印象です。
これはこれで楽しそう(^^)
でもハイキングコースではないので、素直に順路に戻りました。

絶景ポイント、手弱女平(たおやめだいら)への順路は、上り基調です。

11:40 手弱女平(たおやめだいら)
一つ目の絶景ポイントへ着きました!手弱女平(たおやめだいら)です。
駐車場から、磯への寄り道含め、10~15分くらいだったと思います。

見晴らし抜群!確かに平だ~

↓振り返ると、さっき立ち寄った海中公園がよく見えました。
実は、直線距離だと1kmも離れていないようです。


足元は「滑床」(なめどこ)、とでも言えばいいのでしょうか?
乾いているけど、しっかりしていて、安心です。
緑のトンネルも美しい。
11:55 黄昏の丘

一旦、来た道を戻って、別の分岐で黄昏の丘を目指します。
特に難所はなく、あっさり黄昏の丘につきました。
手弱女平(たおやめだいら)よりも、さらに開放感があります。
「黄昏」の時間に来れば、きっと夕陽が綺麗なのだと思います。

ここでお弁当食べたら、さぞかし美味しいでしょう…

黄昏の丘をピークに、一気に下り基調になります。
↓あれ?一般道へ下りてきました。
どうやら、ここもまだハイキングコースらしいです。

12:10 反対側の駐車場に到達
↓どうやら、このトイレがハイキングコースの終点みたい。
奥の分岐からトンネル経由で、元の駐車場へ戻れるようです。

私以外のハイカーは、ほとんどが二人組(カップルまたは夫婦)でした。
というわけで、ファミリーやカップルにおすすめの鵜原理想郷!でした。
鵜原海水浴場
ハイキングコースの終点から、成り行きで遠浅の美しい海水浴場、鵜原海水浴場にやってきました。

浜に立つ白い鳥居…近づいて確認すると、「八坂神社」とありました。
後で調べたところ、八坂神社は市街地にありました。
年に一度の例祭の「鵜原の大名行列」(7月)が有名で、ここにお神輿が来るそうです。

7月のお祭りは、さぞ、にぎやかでしょう。
11月の海は、静かで私一人で貸し切りです。
話が長くなるので、次回に続きます。
今日のまとめ
↑千葉県PRマスコットキャラクター チーバくん 許諾番号:第A2328-1
- 勝浦の海は見どころ多すぎる
- かつうら海中公園は青い海の懐に入れる施設
- 鵜原理想郷は展望抜群!
またね~