⑰-1蓮沼海浜公園-一松海岸(山武市-長生村)鰯ざんまい(前編)

2020年10月29日(木)
600キロRUNの17日目です。約60kmある九十九里浜。
風光明媚な浜を、3日かけて走る予定。今回はその2日目です。
1日目はただ海岸線を走るだけでしたが、今回は海の駅にも立ち寄ります!

チーバくんで言えばこの辺り。

今日のルート

蓮沼海浜公園-一松海岸(山武市-長生村)の一般道とサイクリングロード
(予定24km→実走28.1km)

実際の走行履歴はこちら!

お楽しみは

  • 前半:蓮沼海浜公園
  • 後半:海の駅 九十九里(ランチも)
  • RUN後:日帰り入浴(スパ&リゾート 九十九里 太陽の里)

です!

意外に苦戦する九十九里浜RUN

もともと24kmだった当初の予定より、4kmオーバーする結果に…
その原因は「浜の工事」。
詳しくは本文で語ります。

9:05 蓮沼ガーデンハウスマリーノを出発

JR松尾駅から、地域のコミュニティバスを乗り継いで、蓮沼海浜公園へ。
蓮沼海浜公園は端から端まで歩くと3kmほどある、広大な公園です。
テニスコートやパークゴルフ場、プール、遊園地、ホテルなどがあります。
ホテルは公園の真ん中あたりにあります。

前回、日帰り入浴でお世話になったホテル、蓮沼ガーデンハウスマリーノ前からの出発です。
付近の渚は工事中で走れないので、蓮沼海浜公園内の遊歩道を走ることに。

↓松林とセイタカアワダチソウに囲まれた、静かな道を進みます。
それにしても、誰もいません…。
サイクリングロードとは別の道なので、サイクリストにも会うことはありませんでした。

公園内の道

蓮沼海浜公園とは

公園が広すぎて、いまいち概要がわかりませんでしたが、しばらく走ると案内板が現れました。

なんと、この広大な公園は、一時は水田地帯だったのですね。
再利用で、レクレーション施設になったようです。

保健保安林としての蓮沼海浜公園
昭和30年代半ば、後背の低湿地一帯では土地改良事業により水田が造成され、一時稲作も行われたものの、その減反政策もあって大半の水田が放棄されていました。
 この休耕田地帯を中心に海岸保安林を含む一体が、蓮沼海浜公園として都市計画が決定されたのを受け、昭和40年代から50年代にかけて海岸保安林の陸側隣接地区にウオーターガーデン(子供スポーツ広場・ガーデンハウス)等大規模なスポーツレジャー施設が造成され、現在では県内有数のレジャー基地となっています。
 これに呼応するように、海岸保安林に対する地域住民をはじめとする県民のニーズも、従来からの防災機能に加え、優れた景観の形成あるいは観光の資源として、保安休養機能の拡充が求められるようになりました。これを受けて、昭和59年と平成3年に保健保安林に指定されました。

案内板より

公園には12の遊歩道が張り巡らされています。
自分が今、走っているのは「1号線」であるらしいと判明しました。

蓮沼ウォーターガーデンを通過

前方に巨大な構造物が現れました。
蓮沼ウォーターガーデンの「スプラッシュシェイカー」という巨大スライダーです。
なんと高さ20mあるそうで…。
一般的なマンションで言えば、5階以上の高さから滑る感じでしょうか。
すごいスリルです。

巨大ウォータースライダー

こどもの広場を通過

続いて、こぶりな線路に遭遇。
これは「こどもの広場」のミニトレインです。
こちらは2.1kmもあるそうです。
すべてにおいて規模が大きい!
キッズは大喜びでしょうね。

ミニトレイン

9:30 一般道へ出て木戸川を渡る

オフシーズンの公園の1号線には、私一人しかいませんでした。
贅沢なRUNを楽しんだ後、1号線の西端に到達。
公園の外に出て、一般道へ。

公園から出て走る
緑海橋(木戸川わたる)

渚にはなかなか到達できない

オフシーズンだからなのか、海水浴場は工事中が多かったです。
蓮沼海浜公園を出てからも、一般道を走りつつ、何度か浜に出ようと試みましたが…
何度も通行止めのゲートに阻まれました。

  1. 一般道を走る
  2. 海に出られそうな場所を見つけて駆け寄る
  3. 通行止めのゲートに阻まれる
  4. 一般道に戻る

…の無限ループで、走行距離がやたらと伸びていきました。
浜に行けそうで行けない…

もはや”お約束”の「規制」案内板

ああ、見えてきた!見えてきたよ~
また「規制」の文字!
もはや悟りの境地に至りそう。

蓮沼海浜公園を出て5kmほど、本来なら、海水浴場がいくつもあるはずの区間だったのですが。
結果的に、ひたすら一般道を走ることに。
しかし、おしゃれな個人宅やペンションが立ち並ぶ、明るい雰囲気の道でした。
これはこれで、楽しめました。

ペンションやおしゃれな個人宅が並ぶ

片貝漁港を目指す

「作田川」を渡って、片貝漁港を目指します。
この先に「片貝漁港」と、本日のランチ予定の「海の駅」があります。
もう少し、と自分を励ましながら、足を進めます。

この橋を越えたら片貝漁港

「県道405九十九里一宮大原自転車道」の起点にやってきました。
海の駅は、この起点の付近にあります。

自転車道の案内板

10:45 海の駅 九十九里

片貝漁港の目の前にある商業施設「海の駅 九十九里」にやってきました。

犬吠埼灯台の「白いポスト」に呼応するかのように、「青いポスト」もありました。

片貝漁港では鰯漁が盛ん

お昼には少し早かったので、1階のいわし資料館を見学することに。

いわし資料館

エントランスにド迫力の水槽が!
すべて鰯です。
資料館には鰯漁の歴史や漁具、漁師さんの晴れ着「万祝(まいわい)」などが展示されていました。

いわしの水槽

興味深い展示内容!

意外なことに鰯漁の主な目的は、「食料」ではありませんでした。
ここ片貝で鰯漁が隆盛したのは、江戸時代だそうです。
当時需要が高まった「干鰯(ほしか)」(鰯の加工品)が目的だったそうです。
干鰯は、木綿栽培の肥料として使われたとのことでした。

2階 フードコートにてランチ

いわし資料館を見学したら、お昼ご飯はいわし一択だと思い、「鰯三昧」定食をいただきました。

鰯三昧(定食)

お刺身、なめろう、天ぷらなど、盛りだくさんの鰯づくし!
お腹いっぱい、いただきました。
いわし資料館の見学の後だったので、いわしがとてもありがたい存在に思えました。
話が長くなるので、次回に続きます。

今日のまとめ

↑千葉県PRマスコットキャラクター チーバくん  許諾番号:第A2328-1

  • 蓮沼海浜公園は以前は水田地帯。現在は一大レジャー基地
  • オフシーズンの九十九里浜は工事中が多いのかも
  • 片貝漁港の鰯漁は江戸時代から盛ん・当時の漁は干鰯が主目的

またね~