【回想】ひざガクガク!RUN旅で、怖い思いした話。

2021年1月現在、ステイホーム中!(緊急事態宣言を受けて)
この機会に数回にわけて、これまで書ききれなかった600キロRUNのこぼれ話を書いていきます。
まずは「怖い話」から。
600キロ(予定)も走っていると、楽しいことばかりではありません。
当然、旅の前後の行程でも、怖い思いをすることもあります。

それは、長かった半年間のステイホームを終え、
第2期として600キロRUNを再開したばかりの、ある秋の日の出来事でした。
(わけあって、日時や場所は、明かせません…)

怖い思いしたのはRUNの後

その日も充実のRUNを終え、大満足で帰途につくことに。
私がこの日、帰途に選んだのは、特急が停まる駅でした。
早々に特急券を買い込んだ私は、長い待ち時間を駅で過ごしました。

特急が停まるとはいえ、周囲にはめぼしい商店もなく、
時間をつぶすことが出来ません。
とはいえ待合室では、3密がこわい…。
仕方なくホームへ行くことに。

季節は晩秋。日がすっかり短くなり、
薄暗くなりつつあるホームで、
ぼーっと過ごすしかありませんでした。

ほの暗いホームで紳士と二人きり

改札付近の電光掲示版で「特急は1番線」と確かめ、
私はホームへ向かいました。

ほの暗いホームで、男前の紳士が1人、
ベンチに座っていました。
私も、少し離れて、もう1つのベンチに座りました。
他に乗客はいません。

1番線から3番線まで、見渡せるホームで2人きりでした。
長い時間、私たちは静寂の中で過ごしました。

違和感を感じる

特急の出発時刻まであと数秒になりました。
静かすぎる…おかしい…
と思いました。

何か胸騒ぎがします。
時計が進むにつれ、違和感は強くなりました。

不安といやな予感が入り交じり、
そして、間もなく恐怖の瞬間が訪れました。

時間ギリギリでようやくやってきた列車は

3番線に着きました。

その瞬間、私は理解したのです!

「あれが私が乗る特急だ!」

「なんで3番線!?」 なんて、考えているヒマはありません。

なぜなら特急が出発するまで、もう数秒しか残されていないからです!

世界最速にして最強の女

その瞬間、私は弾かれたようにベンチから立ち上がり、
陸橋を、全速力で駆け上がりました。

この時の私は、間違いなく「世界最速の女」だったと思います。
日ごろのチンタラしたジョグからは想像もできないくらい、


私の脚は、強く階段を蹴り、
私の臀部と太ももとふくらはぎは、互いに全力で協力して、
私の体を3番線のホームへ運びました。

すごいな、まるで別人だ。
人体の不思議よ…。

無情にもドアがしまる

ギリギリアウトで、特急のドアが閉まりました。
でも、ここで引き下がっては、
何にもない、肌寒くて、ほの暗い駅で、
次の電車を1時間以上待ち続けることになります。


「いや、あきらめられない!」

運のいいことに、私が降りた階段は、運転席の真正面に位置していました。
必死で運転席に合図を送り、何とかドアを開けてもらい、
無事乗車できました。

ふりかえるとヤツがいた

「いやー、危なかった」

背後に気配を感じ、振り返ると、
さっき1番線で一緒に特急を待っていた、あのミステリアスな紳士がいました。

紳士曰く
「いや、電光掲示板の表示が間違ってたんですよ。」

どうやら、同じ境遇のお仲間だったようです。
さっきまでのミステリアスさは微塵もありませんでした。

紳士「あ~、助かった~」

どうやら、私は紳士に先駆けて3番線に降り立ったため、
結果的に、彼の乗り遅れを防いだ功労者になったようです。

真相は闇の中

電光掲示板が間違っていたのか、
特急が入るホームを間違ったのか、
はたまた我々が電光掲示板を見間違ったのか?
今となっては、確かめようもありません。

しかし少なくとも2人の人間が、
電車に取り残されそうになったことだけは事実です…

こわ~

ひざがガクガク ブルブルに

安堵して特急に乗ったあと、初めて経験しました。
座っているのに、ひざがガクガク… ブルブル…
震えて止まらない。
どうやらさっき、世界最速の女になった反動で、体が悲鳴をあげている模様。

今日のまとめ

  • 人間、極限の状態ではいわゆる「火事場の馬鹿力」が発揮できる。
    しかしそのつけは大きい!
  • 駅の電光掲示板が必ずしも正しいとは限らないので、常にアンテナを研ぎ澄ましておくべし!

「家に帰るまでが遠足」と同じで、
家に帰るまでは緊張感が必要ですね。

つづく…

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