【回想】田舎の駅でサバイバル

今回はRUNの前後の往復の珍道中について語ります。
600キロRUNは、時計回りに「千葉県の外周」を1周する企画です。

「千葉県の外周」とは隣県との県境となる河川敷や、太平洋&東京湾の海岸線です。
千葉には高い山が無く、外周はほぼ平坦なサイクリングロードです。(ありがたい)

1度に走る距離は、20キロ~30キロくらい。
前回のゴールから出発して続きを走るわけですが、
自宅から現地まで、毎回、公共交通で行きます。
というわけで、走る以上に電車やバスに乗っている時間が長い旅なのです。

人間は忘れる生き物 

私は四国出身で、公共交通といえばJRと路線バスくらいでした。
20代後半まで、ほぼ四国でしか暮らしたことがありませんでした。
修学旅行や仕事の出張で行った都会は、私にとっては未来都市でした。
四国在住当時の私にとって公共交通といえば…

  • 私鉄はほぼ1択
  • 基本的に駅の改札は一つしかない
  • 単線区間多し
  • 普通列車は単線で特急とすれ違い待ちの時間が長い
  • ワンマン列車
  • 電化されてない区間多し
  • 1時間に1本あれば恵まれている
  • 快速なんて存在しない
  • 無人駅

これが当たり前でした。
なのに、夫の転勤について千葉にきて早数年…
すっかり都会の交通の便利さになれきってしまい

  • スイカが使えて当たり前
  • 快速電車でスイスイ帰宅
  • 駅ビルでお買い物♪

が、当然のようになっていました。
田舎の駅との付き合い方をすっかり忘れておりました…
1本逃がせば、何もない駅で1時間以上待ちぼうけなのに。
そう、田舎の駅はサバイバルなのです!

ああ無情!房総半島の駅の洗礼

600キロRUNをスタートし、しばらくはベイエリアを走っていたので、
現地への行き来は基本的に交通至便でした。

そんな私に田舎の駅事情を否応なしに思い出させたのは、
九十九里や南房総エリアの駅(JR)でした。

改札が一つしか無い

帰宅する時は、列車の発車まであまり時間に余裕がありません。
しかし初めて訪れる駅では、運悪く線路を挟んで改札の反対側にたどり着くことも。
すっかり忘れていました。田舎の駅には改札が一つしかないということを。

反対側だと線路のフェンス越しに駅が見えるだけ。
乗りたい電車が目の前にいて、発車間近でも乗ることができません。

JR松尾駅で危うくこの状況に。なんとか回避し、無事乗車しました。

踏切がどこにあるか分からない

JR松尾駅での経験から「次から気をつけよう」と肝に銘じたものの、
次の試練がやってきました。舞台はJR大原駅。

JR大原駅


意外と現地にないのが「駅はこちら」という案内版。
私鉄も乗り入れている、比較的大きな駅だから油断していました。
発車時刻にあまり余裕が無い状態で、
私が駅と思い込んでたどり着いたのは、改札の反対側でした。
線路越しに「乗りたい電車」がまさに待機していました。

たった一つの改札を求めて、踏切を探すものの、右か左か?
土地勘がないと、踏切への最短ルートがわかりません。
極論を言えば、右でも左でも線路沿いに歩いて行けばいつかは踏切にたどり着きますが、
電車の時間が迫っているときは、そんなに悠長に構えていられないんですよね。

結局、大原駅では電車を見送ることになってしまいました!
しかし、こんな事態は十分予測できたはず。(四国では常識)
私の不徳のいたすところです。

乗るはずの列車を遮断機越しに見送る

大原駅ではありませんが、
踏切にたどり着いたら、ちょうど遮断機が下りて、
やってきたのは乗りたい電車だった…なんてことも。
当然ながら、その電車にはもう乗れません!切ない…
次は1時間後か…人生で切ないランキング5位に入ります。

特急のすれ違い待ちが長い

電車は早く乗れば、早く着く…なのていうのは大きな勘違い!
単線では特急が優先。でも私が乗るのはほぼ普通電車。(節約)
すれ違い待ちで10分以上停車…なんてザラにあります…。
この待ち時間考えたら、もう1本遅い電車でも良かったかも?
と思うこともあります。

駅付近に売店がない

RUN旅で売店や商店が近くにない駅を、たくさん見てきました。
自販機があるだけマシですが、1時間以上待つ身にはさみしいですね。
ちなみにこれまで見かけた駅舎で一番小さいのは、銚子電鉄の西海鹿島駅です。
車窓から見かけただけで、実際に乗降はしていませんが、
駅と言うよりバスの待合室のよう。あまりの小ささに驚きました。
トイレもありませんでした。
むしろ潔さすら感じる駅で、とても印象的でした。

今日のまとめ

  • 「初めて行く田舎の駅=外国」と心得て、下調べを入念に!
  • 1本乗り遅れたら1時間後、という危機感を持つべし
  • 都会の恵まれた交通インフラに慣れきっていては旅はこなせない

そう、つまり
「田舎の駅はサバイバル」
いい意味で緊張感を持っておきたいですね。

つづく…

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