㉑安房小湊駅-太海駅(鴨川市)憧れの鴨川シーワールドへ

2020年11月28日(土)
600キロRUNの21日目です。前回のゴール、安房小湊駅からのスタート!

ちょっとイレギュラーな一日

土曜の朝、7時過ぎ。
当日入っていた予定が、急遽なくなり、ぽかーんとしていました。
そこで「そうだ、今日鴨川に走りに行こう!」という展開になりました。

とはいえ、コロナ禍で、土日祝などの混雑日の観光には抵抗あり。
考えた末、「風呂なし、ランチなし、レジャーなし」と決め、海岸線のみ走るRUNを決行!
※ルート上にある「鴨川シーワールド」は、後日(平日)に再訪しました。

チーバくんで言えばこの辺り。

今日のルート

安房小湊-太海駅(鴨川市)の一般道とサイクリングロード
約13キロ(予定)→実走16.2キロ

実際の走行履歴はこちら↓

今日のルートは海岸線と岬巡り。お楽しみは

前半:鴨川シーワールドの前の海岸(東条海岸)
後半:魚見塚展望台

です!

11:25 安房小湊駅を出発

いつもなら遅くても10時過ぎには現地着して、スタートしていますが…
なにぶん、当日の朝思い立って出てきたので、この日の到着は11時過ぎ!
帰宅の時間から逆算すると、ゴールの太海駅には14時半には着いておきたい。
この旅始まって以来の、ショートでミニマムなRUNの開始です!

安房小湊駅

↓安房小湊駅の前には、鯛の浦の鯛を連想させるオブジェがありました。
鯛に見守られながら、ストレッチを済ませ、スタートです。

鯛のオブジェ

内浦海水浴場は駅の目の前

駅を出ると、1分もしないうちに海へ。
この旅で乗降した駅の中で「最も海が近い駅」です。

少し雲がありましたが、風も穏やかで走りやすい日でした。

振り返ると鯛の浦

鯛の浦を振り返り「いつか鯛の浦を再訪したい…」と強く念じておきました。

11:35 トンネル水族館

一路、鴨川シーワールド方面へ。途中で「とんねるすいぞくかん」(トンネル水族館)に出会いました。

とんねるすいぞくかん(トンネル水族館)

「みいりほどうトンネル-とんねるすいぞくかん 昭和54年3月」とあります。
一般道に沿う形で作られた、歩行者用のトンネルです。
カラフル~

トンネル内は以外にも明るく、奥まで見通すことが出来ました。
本格的なアート作品集です!

トンネルって、暗くて怖いイメージだけど、素敵な演出で和ませてもらえます。

↓トンネル内に、案内板がありました。
「トンネル水族館」は、総勢のべ900人で作成した、アートだそうです。

トンネル水族館について

このトンネルを利用する方々がより安心して楽しく通行できるように。
更に地域の新しい観光のポイントになればと、行政ならびに市民のご支援をいただきながら、有志のボランティアでスタートし、2年間で完成いたしました。
 風景や海中の魚たちの絵に加え、壁面に設置したパネルを利用して各種の催しを展示しております。
 ぜひ、皆さんの憩いの場として楽しんで下さい。(以下 略)

平成十七年十一月完成 トンネル水族館友の会

絵だけでなく写真家の力作も

「房総・里山の野鳥たち」と題して写真も多く掲示されていました。

房総・里山の野鳥たちと題して写真も


↑何枚もある写真の中で印象的だったのは、キジです。
キジは私も房総で何度か見かけたからです。確か川沿いの藪の中でした。
いつもシャッターチャンスは逃しますが…

とても心和む空間で、名残り惜しいですが、反対側に出てきました。

↑反対側から出るとき、振り返って撮影。
こちら側は漢字で「実入歩道トンネル」と書かれています。

11:45 実入海岸から城崎海岸へ向かう

とんねるすいぞくかん(トンネル水族館)を出て、すぐに見晴らしの良い海岸に出ました。
「実入海岸」です。
しかしそこには、この先にある「城崎海岸」の案内がありました。

城崎海岸は1キロ弱、先にあるようです。(ずいぶん気の早い案内です。)

城崎海岸
天津地区新明川の河口付近に約240メートルに渡って白く美しい砂浜が続きます。
南房総一とも呼ばれるほど海水の透明度が高いことから、夏には人気の海水浴場として多くの家族で賑わいます。太平洋に面した外房らしい形の美しい波も魅力で、この地域の海岸はサーフスポットとしてサーフィン愛好家の注目を集めています。
近くには温泉を楽しめる宿もあり、旅の疲れを癒すこともできます。

実入海岸にある案内板より

↓「オシ」の城崎海岸を目指し、1キロ弱進みます。

↓猛禽類がさかんに飛び交っていました。

猛禽類

間もなく、城崎海岸に到達!

城崎海岸

確かに…フライングで紹介したくなるような、美しい海です。
冬だから、ほとんど人がいません。ほぼ貸し切りです。

青い渚

↓城崎海岸を後にして次の山が近づいてきました。
あの岬を回り込んだら、本日のお楽しみ鴨川シーワールド沿いの「東条海岸」が見えるはず。

山が近づく


↓岬に近づくと、海のそばまで住宅街と山がせまっていました。

民家沿い

個人のお宅は撮影できませんが、私は海のそばの暮らしを見ながら走るのが好きです。

シーワールド望む磯

12:30 東条海岸に到着!

緑の美しい岬を回りこむと、ついに視界が開けました。
まずは手前に磯。
そして磯の向こうに「東条海岸」と鴨川シーワールドが見えます!

磯では、子供たちが潮だまりで遊んでいました。
こういうとこ、楽しいんですよね~

↓東条海岸には、サーファーも大勢います。絵になりますね~

東条海岸
砂浜

↑途中、少しトレイルになりました。しかし見晴らしは抜群です!

この先、工事のため、一部が通行止めでした。
素直に国道128号線へ戻ります。
国道でサイクリングロード(太平洋岸自転車道)と合流しました。

鴨川シーワールドの付近の国道は、保安林に囲まれています。
RUNで体が少し火照っていたので、松林の日陰は、涼しくてありがたかったです。
松林が続く景観も、鴨川の見どころの一つだと感じました。

12:50 シーワールド エントランス

鴨川シーワールドのエントランスを通過。
この日は中には入らないと決めているので、記念撮影のみしてスルーします。
別日に再訪したので、この記事の最後に、おまけとして追記します。

13:10 前原海水浴場

一つ目のお楽しみ「東条海岸」を後にして、次は魚見塚展望台へと向かいます。
この日はランチも行動食と決めているので、鴨川市の中心部の飲食店も華麗にスルー。

静かな前原海水浴場へやってきました。
東条海岸より人手が少ない分、落ち着いて走ることが出来ました。
サーフショップもあるので、ここもサーファーに人気のポイントなのでしょう。

魚見塚から予定変更→弁天島へ

ここで問題発生!
予定していた後半のお楽しみ「魚見塚展望台」が、意外にも内陸よりと判明しました。
これだと、チーバくんの縁取りから、結構離れてしまいます…
加えて山のシルエットから想像するに、登山=それなりの所要時間が必要になりそうです。
この日は時間的に余裕がないので、後半のお楽しみは、海沿いの弁天島へ変更しました。

シュロの木が立ち並ぶ海岸線をひた走ります。

魚見塚展望台のふもとまでやってきました。
やっぱり坂がきつそうです。

魚見塚展望台


↑魚見塚展望台も、後日、鴨川シーワールドとともに再訪することにしました

橋の名が「かもがわマリーンブリッジ」

↑橋の名が「かもがわマリーンブリッジ」でした。
思わずマリッジブルーを連想してしまいました。

13:35 鴨川松島の一つ 弁天島へ

海岸線を伝って、鴨川漁港の入り口にやってきました。
弁天島へは、鴨川漁港の外側(堤防)を回り込んで、1キロ弱。
近くに見えますが、往復すると2キロ弱なので、意外に距離があります。

弁天島(厳島神社)
鴨川漁港の突端にある磯村弁財天厳島神社、通称「弁天さま」は、漁業・航海・財宝の神様として、大漁万作・海上安全・開運繁栄を願い、磯村を中心に多くの人々から崇敬されてきました。
 その霊験あらたかな弁財天の御尊像を特別に拝観できるのが「御開帳」であり、30年ごとに行われています。
 「弁天島」は、昔は船でしかいけないところだったため、御開帳の際には、漁船を並べて橋とし、神社への参拝と御神体の渡御ができるようにしていました。現在は漁港の岸壁によって比較的に楽に参拝することができますが、大漁旗で飾られた大小様々な船によって架けられた船橋は、古くからの伝統として引き継がれています。

現地の案内板より

↓弁天島は「鴨川松島」の一つに数えられているのだそうです。

弁天島近くまでやってきた
厳島神社

漁港の入り口から約1キロ。「厳島神社」へやってきました。
このお社の中に秘仏がお祀りされていると思うと、背筋がピシッとのびました。

あたたかな陽だまりの中で参拝でき、RUNのいい締めくくりになりました。

13:45 弁天島から太海駅を目指す

お楽しみ候補二つを達成し、弁天島から、今日のゴール太海駅を目指します。
鴨川漁港から振り返ると、魚見塚展望台がそそり立っていました。
かつてあそこから、漁場の様子を見極めたそうです。

魚見塚展望台を漁港から見上げる

↓漁港から太海駅を目指すには、激坂を登らなければなりません…

ちょうど、上からも地元の方が降りようとしていましたが、二人すれ違うのは危険です。
私が息を切らせて登る間、地元の方が気をつかって、上で待ってくれていました。
目が合うと「この坂、大変でしょ~」と笑いながら声をかけてくれました。

息を整え、再び坂の町を走り始めます。
一旦、車道(県道247号線)に合流すると、あとは緩やかなアップでした。
路面に青い矢印があるので、どうやらサイクリングロード(太平洋岸自転車道)でもあるようです。

14:00 鴨川松島

長いトンネルの手前で、視界が開け「鴨川松島」を見渡すポイントに出ました。
手前に雀島、そして奥が先ほど訪れた弁天島です。

鴨川松島(八岡海岸)

鴨川松島は、全部で7つの大小の島で構成されているそうです。
この角度からは、全部は見えてない気がしますが、それでもいい景色でした。

トレイルではありますが、海岸にも下りられるようになっていました。
(時間がゆるせば、下りてみたかった…)

14:10 太海駅 ゴール

3時間足らずの、ショートでミニマムなRUNでした。
今日は3密回避のため「風呂なし、ランチなし、レジャーなし」の上、
「時間もない」というないない尽くしの旅でしたが、天候に恵まれたRUN日和でした!

おまけ

数日後、平日休みを利用して、夫とドライブで鴨川を再訪しました。
いざ、憧れのカモシー(鴨川シーワールドをこう呼ぶらしい)へ!

鴨川シーワールド

千葉に何年も住んでいるのに、鴨川シーワールドを訪れたのは、初めてでした。
最初は「入場料3,000円か~」と渋っていましたが、大満足できました!

何がいいって、大々的なショーが4つも立て続けに行われていることです。
ベルーガ(シロイルカ)→イルカ→シャチ→アシカ…という具合で、順路に沿ってショーがタイミングよく開催されているので、スケジュールに無理がありません。
私たちは9時過ぎに入場しましたが、見どころ多く、結局午前中いっぱい滞在しました。

魚見塚展望台から鴨川を俯瞰

先日のRUNでカットした「魚見塚展望台」にも足を運びました。
想像通り、なかなかの急坂でした。
登った甲斐あって、カモシーも、良く見渡せます。

カモシーの反対側には、鴨川松島も一望できました。↓

真正面に、先日訪れた弁天島が少~し見え隠れしています。
鴨川松島の7つの島々が全部見えているかどうかはわかりませんが、おそらく一望です。
ちなみに駐車場近くのベンチで、ドーナツを食べていたら、トンビに襲われそうになりました。
ここでテイクアウト楽しむ際は、ご注意を~~!

本日までの走行履歴

2019年12月に千葉みなと駅を出発して、今日までに合計456キロ走りました。

今日のまとめ

↑千葉県PRマスコットキャラクター チーバくん  許諾番号:第A2328-1

  • 鴨川シーワールドは中身も外側(海岸や松林)も良い!
  • 弁天島は鴨川松島の一つ
  • 魚見塚展望台からは鴨川がよく見渡せる

旅の総走行距離を再計算

今日も楽しかった!ところで、最終的な1周の予定距離が、また延びました
トータルは668キロです。700キロRUNに改称する日は、そう遠くない…

旅の最終ゴールまでは、およそ212キロ。わくわくの旅が続きます。